◇2007年までの安定相場で人気を集めたのは「円キャリートレード」でした。相場が安定すると高利回りの商品に資金が流れていくのはいつもの事。2015年までの安定相場で人気を集めたのは「ハイ・イールド債」です。こちらも低金利→運用難のなかで人気を集めてきました。投資信託にも組み込まれ世界中にバラまかれています。「信用度が低く高利回り+世界中にバラまかれている」という意味でサブプライムローンと酷似しています。これはある意味現在の金融市場において「爆弾」と言えますが、いつ爆発するかは誰にもわかりません。バブルが崩壊するまでは「ババを回し合う」のが相場です。個人投資家は安定相場のなか常に高利回りの商品に手を出します。FXでもトルコリラ円や南アランド円は、アベノミクス以降しばらく人気の通貨ペアでした。相場や景気も単なるサイクルであり、サブプライムローンでもハイイールド債でも何でも同じです。積んだ積木がいつか崩れるだけの事。いつまで積んでよいのか?いつ崩れるのか?を見ていくのみです。2016年はリスクオン相場かもしれません。リスク回避相場かもしれません。単に買いと売りのスタンスでどちらがリスクが高いかを考えてポジションを取っていきましょう。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。