◇今週12/21-25為替相場見通しです。週明けは日銀ショックで波乱の可能性があるものの、その後はクリスマス休暇で落ち着いた相場となりそうです。今年も年始から話題になり続けた「原油価格」ですが、WTI原油はリーマンショック後安値に接近しています。原油安が長期化している最大の理由は「需給環境の悪化」ですが、シェール革命や省エネなどの技術革新もあり「原油の価値そのものが低下している」と考えるべきでしょう。採掘が容易になったことは半導体が儲からなくなる構造にも似ています。誰でも掘れてライバルも世界中に溢れているのが現状でしょう。加えて中国の減速による需要減ですから、原油相場には期待しないほうが良いでしょう。安値拾い禁物の相場と見ておくほうが無難です。ある意味、先進国(輸入国)の実体経済にはタダ同然になっていく原油価格がプラスに働く面もあるはずです。マーケット的には損失を出す投資家がいる事や、オイルマネーの巻き戻しが悪材料となるため「原油安は良くない事」になります。2016年はリスク回避のポジションを取り続ける方針。黒田バズーカ第3弾も残っています。売りで突っ込みすぎないようにポジションを取っていきます。
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