◆27日のNYダウは369ドル高、日欧追加緩和や米9月利上げ観測の後退などが理由にされそうですが単なるリバウンドです。ドル円はダブルトップのネックライン120.40や200日線120.72を上抜け121円台へ上昇。日経平均は19,000円台へ戻しています。WTI原油10%超の急反発で42.56ドルとなっています。経済指標では、米新規失業保険申請件数27.1万件(予想27.4万件)、米第2四半期GDP改定値+3.7%(予想+3.2%)、米7月中古住宅販売成約+0.5%(予想+1.0%)となっています。ダウもドル円も今回の暴落が「何もなかった事」には出来ないはずです。2015年秋相場はまた乱高下が起き、2016年の金融市場は期待しないほうが良いでしょう。アベノミクスで日本、原油や上海株で中国に投資家の関心が向く時期がありましたが、今後は米国を中心に世界の金融市場全体を見ていくもともとの環境に戻るでしょう。現在は「長期リスクオン相場の終わり際」と見るべきでしょう。
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