◆今週8/10-14為替相場見通しです。先週末に注目を集めた米7月雇用統計が悪くなかったことを受け、9月利上げの可能性が高まっています。以前であれば9月+12月の年内2回利上げという可能性も十分にありましたが、直近では9月利上げ12月見送りの年内1回が濃厚になりつつあります。このあたりが若干ハト派に傾いているあたり、ドルを買い切れないですし、そもそもの世界経済が強くないことが浮き彫りになってきました。そんな環境のなか米7月労働市場情勢指数、米7月小売売上高など米国の重要指標を確認していく1週間になりそうです。また12日には中国7月鉱工業生産、7月小売売上高が発表されます。中国景気はダウ下落の要因にもなっているため指標には注目すべきでしょう。やはり中国の輸入減少が止まらない状態では、世界経済が強いわけがないと言えるでしょう。米国は今年利上げに踏み切りますが、来年後半には頓挫と見ておくべきです。時間とともにハト派に傾くでしょう。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。