◆今週8/3-7為替相場見通しです。利上げ開始の可能性が十分にある9/17FOMCまで1か月半となり、19日のFOMC議事録以外では経済指標を見て9月利上げの有無を探ることになります。そのため米重要指標にはこれまで以上に注目が集まるでしょう。為替市場では米ドル中心の相場になりそうです。また、中国の株価や実体経済はギリシャと違い世界景気に大きな影響があることから、こちらも良く見ていく必要があります。8月は基本的には「夏枯れ相場」となりますが、今週は米重要指標を受けてある程度の動きは出るでしょう。ドル円に関しては、もうひとつ注目していたTPP交渉が大筋合意に達しなかったことは短期的には大きいです。大筋合意となれば黒田ライン(円安牽制)を気にしている投資家が買い上げられたのかもしれません。TPP交渉は政治的な観点からドル円が125円超えへ上昇するための障害となっています。実際には「TPP交渉=米国に配慮」なんてものは無いのかもしれませんが投資家はこういったことを気にするものです。一旦合意見送りで解散したことで、今週はとにかく米重要指標次第となるでしょう。今週も1週間頑張りましょう。
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