◆17日は日本時間夜中3:00に注目のFOMC声明と経済金利見通しが発表されました。イエレンFRB議長が「年内の利上げ開始が妥当」と言ってきた経緯もあり、投資家の予想よりはハト派だったものの9月利上げ開始の可能性や年内2回の利上げの可能性は維持する絶妙な結果となっています。具体的にはメンバーの金利見通しが2015年末0.625%据え置き、2016年末1.875%→1.625%へ下方修正、2017年末3.125%→2.875%へ下方修正となっています。また2015年GDP見通しを2.3-2.7%→1.8-2.0%へ下方修正しています。これにより、利上げ開始時期は後ずれせず利上げペースは鈍らせることで「米金利急騰+米ドル急騰+米株急落」を回避しながら利上げ開始への地ならしも同時に行ったと言えるでしょう。すでにドルインデックスは頭打ちになっていますが、利上げ開始が見込まれる9月で米ドルの上昇トレンドは終了してくる見通しです。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。