12日に注目を集めた独連邦憲法裁判所によるESM合憲性判断が行われ、結果は合憲となりました。つけられた条件もそれほど厳しいものではなく無難に通過してきました。裁判ですり合わせというのもおかしな感じですが、いかにも前日には政府と調整が終わっていて、波乱にならない結果を出してきた印象です。今晩は今週もっとも注目している米FOMCの結果が発表されます。スケジュールは日本時間で25:30に声明文、27:00に経済金利見通し、27:15にバーナンキFRB議長会見となっています。それぞれの結果を受けドル相場中心に荒れた値動きとなりそうですが、個人的には一番最初に発表される「FOMC声明」に注目をしています。すでに織り込んでいる「低金利時間軸の延長2014年末→2015年」に加えて何が出てくるのか大注目です。ないとは思いますが、時間軸延長だけであれば失望の「ドル買い+株安」のリスク回避、QE3あれば「ドル安+株高」のリスクオンでの反応になりそうです。またQE3が無かったとしても大統領選後の「12月に確実にありそうだ」という期待を残せる内容か?などとにかく市場参加者の期待に応えるかどうかで動く方向が決まりそうです。今日はリスクオン・リスク回避両方で構えておきたいと思います。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。