11日の欧米市場では、東京時間には週末に発表された「スペイン銀行支援要請」を好感しユーロや株が大幅に買い戻される展開となりました。欧米時間にはこの上昇分を保てずにクローズしています。ニュースでは欧州安定メカニズムESMを利用した場合、公的債権者が優先され債務再編時には民間債権者が損失を被ることになるとの不安。結局は政府の借り入れコスト上昇につながってしまう不安などで悲観に変わっています。これを受けスペイン10年債利回り一時6.5%へ上昇、ギリシャ再選挙まで大幅に買うことはできない環境になっています。NYダウや豪ドル円などは「逆三尊」か「ダブルボトム」か「底抜け」かという展開に入っていますが、いずれにしても日柄が必要なことはチャートから明らかで月末あたりまでは先が見えてこないかと思います。投資戦略は変わりません。
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