こんばんは。27日はユーロドル相場が上昇、ドル円相場は下落、NYダウは下落となりました。今週は昨秋から続いてきたユーロ中心の相場がほとんど見られませんでした。序盤は日本の貿易赤字転落とソブリンリスクにより円売りが起きました。世界的に株高だったこともリスクオンという流れで円安を加速させました。これにより、動かなかったドル円相場も久しぶりに78円台に乗せる場面がありましたが、25日夜中に米FOMCで異例の低金利の時間軸について「2014年終盤」とのサプライズが飛び出すとその後は「ドル売り」が優勢。ドル円は76円台半ばまで大幅反落、ユーロドル相場でもドル安が止まらず一旦売りに押された1.32レベルを上抜けて高値引けしています。ユーロに関しては「ギリシャ債務交換協議の合意が近い」との観測、週末合意のリスクから積み上がったユーロショートポジションの巻き戻しが加速したと思われます。ユーロドル相場やユーロ円相場を見ると目先の安値をつけたのは1/13~1/16だったにも関わらず、1/24付けの投機筋のポジションと言われているシカゴIMMポジションユーロ売り越し枚数が171,347枚と過去最高を更新しています。さすがにFOMC以降はユーロドル中心に巻き戻したイメージですが、今年に入ってからは溜まりすぎたユーロショートポジションに注目が集まっていますので、解消が確認され始めてから、もしくはギリシャ債務交換協議合意の反応を見てからの売りになるかもせいれません。
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