【米国ひとり勝ちでドル強い】米新規失業保険申請件数36.4万件、米12月ミシガン大消費者信頼感指数確報値69.9ポイントなど。

22日の欧米市場では、強い米経済指標に反応しダウが上昇、ドル円・クロス円はおおむね買われています。22:30に発表された米新規失業保険申請件数は、結果36.4万件と3年半ぶりの低い結果に。就業をあきらめた人が多いことを加味しても良い結果。その後に発表された米12月ミシガン大消費者信頼感指数確報値も69.9ポイントと市場予想を上回っています。為替市場では米ドルが強くドル円も78円台での時間帯が多くなりつつあり、その他クロス円も堅調に推移しています。米国での良好な指標が続けば、来年は米景気回復期待と欧州債務問題の綱引きになりそうです。1月に米国株中心にじり高の展開がありそうで、妙な安心感とリスクポジションが膨らむと逆に怖そう。それでもビニスマギECB専務理事は「いざとなったらどうにでもできる」と受け取れる発言をしており、現在はその環境にないと言っていますので、副作用や簡単に助けてしまうと重債務国の財政規律や政治が何もしなくなるためにぎりぎりまで牽制しているのかもしれません。個人的にもECBが国債購入のスタンスを変え、単純にイタリア・スペインなどの国債利回りを下げてしまえば問題の半分以上が解決すると思いますので「解決出来るけどしたくない」のが今の状況かと思います。来年2～3月に危機なく回復の一途であれば中長期のリスクポジションは控えデイトレに徹します。危機あれば小幅に買って頑張りたいですね。