2011年05月13日10:35
12日の欧米時間は銀先物や原油先物など先週から続く商品価格の荒い動きに左右される展開となりました。欧州時間には銀先物の下落や中国の引き締めを受け円買いが優勢、NY時間には新規失業保険申請件数が43.4万件となり市場予想とほぼ同じ結果もまた40万件超え。米4月小売売上高は+0.5%で波乱なし、4月生産者物価指数は+0.8%で若干ドル買いで反応しています。金融市場全体としては、4月後半に向けて「ドル売り+米株高+商品高」リスクオンの流れに乗ってトレンドを推し進めたファンド勢などが5~6月決算に向け、GWあたりから手仕舞いした。というのが実際のところだと思います。秋にも通常であれば9月後半あたりに向かって勝負をかけ、10~11月に手仕舞い→感謝祭へという流れと同じものと考えています。加えてギリシャ財政問題、銀証拠金引き上げ、中国の引き締め、米経済指標の悪化などが重なり手仕舞いを後押しした相場かと思います。本日は米4月消費者物価指数、米5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が発表されます。5月も2週が終わろうとしていますが、先週から本格的に「ドル売り+米株高+商品高」リスクオンの流れを手仕舞いしていますので、もうしばらくは大きくリスクオンの方向には動きにくいと考えています。株価もドル円も揉み合いを予想しています。※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。