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こんばんは。来週は2008.9.15リーマンショックからちょうど1年になりますね。当時ブッシュ政権の財務長官ポールソン長官の「助けようと考えたことは一度もない」という日曜日の破たん劇が思い出されます。同年3月には米投資銀行ベアースターンズを救済し、9月には一転「考えたこともない」、直後にはAIGを救済しマーケット参加者の疑心暗鬼は最高潮に達し、金融システムも崩壊、大変な1年でしたね。それでも人間は忘れるのが早い「どうしようもない生き物」ですから、着々と次のバブルへ向かっているかと思います。10年後は本物の上海ショックかもしれません。
11日のドル円相場は90.21まで下げ幅を広げる展開となりました。週後半はユーロドルでのドル売りが止まっているにも関わらず、ドル円が主導するほどの下げになっています。ドル円日足チャートからは97円台後半から下げが続いていますので、90円台は売りにも慎重にならざるを得ないかと思います。そうはいっても「行く時は行く」というのが相場ですが、ショートポジションが溜まりきっているのも事実。週明け月曜は様子見、火曜にはチャートの足型からさらに下落なのか、反転かを見極めたいと考えています。引き続き経済指標などのイベントよりもトレンド重視でトレードしたいと思います。ドル売りはマーケットのテーマとして鮮明ですが、ドル円時間足に引いてあるレジスタンスの角度から大きく離れていますので、一旦反転も充分にあるのが来週の相場かと思います。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。