26日はECB金融政策発表とドラギ総裁会見に注目が集まりました。理事会では、月額600億ユーロとしている債券購入プログラムを、月額300億ユーロへ減額し、期間を来年9月末まで延長することを決定しています。
これに関しては、市場予想通りの結果となりました。ドラギ総裁は会見で「テーパリングではない」と言い放っています。月額600億ユーロを半減させたことから、一般的にはテーパリングですが・・・。
市場の反応は「ユーロ売り」となり、ユーロドルは1.16台前半、ユーロ円は132円台後半へそれぞれ下落しています。
イベント前には投機IMMユーロロングが溜まっており、それでも底堅く推移していたことから、投機筋はおおむねECB理事会まで買い→理事会で売りという「典型的なSell the Fact」に出たと思われます。
実際に理事会の内容は予想の範囲内であり、利上げは遠のいた印象ですが、投機筋は買い余力が無く、買っても上げ幅が限定されるため、ドテン売りを考えていたと思われます。
ユーロドルはヘッドアンドショルダーを形成しつつありますが、売っていたユーロは一旦すべて利食いました。ポジションの詳細はメルマガで公開中です。
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