26日の米株式市場は、アップルの決算を嫌気しての株安スタート。その後はボーイングの決算を受けて持ち直しています。米企業決算だけでやっている相場でした。主要国の金融政策関連では、ECBが来年3月に期限を迎える債券購入期間を、12月会合にて延長するとの報道。日銀も物価目標達成を先送りとの報道が出ています。日銀は31日に金融政策決定会合があり、FRBが12月まで動きにくいため、若干の注目は集めそうです。ここで物価目標達成時期の先送りがあるか、もしくは「出来るだけ早期に・・・。」という文言に変更されるかのどちらかになりそうです。いずれにしても日銀は、物価目標2%を安定的に達成するまで金融緩和を続けると公言しています。2017年以降は、国債購入の限界などが問題になるでしょう。ECBもドイツ国債が不足している事から、出資比率の制約を変更し、購入対象を探すことになりそうです。こちらも来年以降は、現実問題としてどこまで継続できるのか、懸念が高まりそうです。それでも年内はリスク要因なく、米大統領選を通過すれば、積み上がっているキャッシュポジションが株式市場に流れ込んで来るのかもしれません。基本的にはリスクオンに傾きやすい環境です。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。