◇8日は原油価格が年初来高値を更新し、WTI原油は51.23ドルへ上昇。市場ではEIA週間在庫統計の減少が材料という解説ですが、単なる季節要因です。為替市場では、先週の米5月雇用統計を受け、6月FOMCでの利上げが消滅した事で「ドル安+米株高」がじりじりと進行しています。ドルインデックスは93.60へ下落、NYダウは18,005ドルへ上昇しています。日経平均は、ドル安主導のドル円下落により軟調推移。史上最高値に迫っている米国株と対称的に一人負けとなりつつあります。アベノミクスも2016年前半は、甘利大臣の失脚、日銀マイナス金利導入という失策、伊勢志摩サミットの失敗、消費再増税をめぐる麻生財務相との確執と良いところがありません。7/10参院選前の最後の会合で追加緩和があるかどうか注目しましょう。日銀版コアコアCPIが下げ基調に入っているものの、原油価格が年初来高値となっているのは足枷かもしれません。
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