◆19日のNY市場では、CPIが予想を下回りドル売りで反応。注目を集めたFOMC議事録では、判断の難しい内容ながらインフレ指標が上昇しないことや、世界景気への懸念が示されたことで9月利上げ観測は後退→ドルが売られています。ドルインデックスは96.37へ下落しています。FRBは早く金利正常化へ向かいたいものの環境がまったく整わないという状況です。個人的には9月に「苦しい利上げ」を開始すると見ています。投資戦略は引き続きドル戻り売りで、9/4雇用統計や9/17FOMCでのドル上昇に期待したいところです。WTI原油40.80ドル6年ぶり安値へ沈み、悪化する中国景気とともに株価の重しとなっています。米9月利上げ観測が後退しても株価が下がってしまうという地合いの悪さです。今晩は、21:30米新規失業保険申請件数、23:00米7月中古住宅販売件数、米8月フィラデルフィア連銀景況指数と発表されます。結果を受けてドルが少し反応する程度でしょう。引き続き上海株や原油価格に関心が集まりそうです。NY株でも中国関連やエネルギー関連が中心でしょう。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。