◆14日のNY市場では、ドル円が前日には下髭でキープした95円の節目と一目均衡表雲の下限を回復できずにズルズルとあきらめの売りとなりました。日本株も14時台後半の下げは非常に質の悪い下げで、直近の暴落相場で残っていた参加者がみな退場していくような売りでした。特に日本の株式市場の円相場の状態は悪く、昨日の力ない値動きを見ていると当面はポジションを閉じて回復を待つほか無さそうです。結果的には失敗になったドル円ロングポジションですが、99円や100円でつかまっているわけでもないので6月末や7月末を待ってみます。しばらくはテクニカルも何も通用しない閑散相場になりそうです。
目先は来週19日夜中の米FOMCが大きなイベントでここまでは投資家は動けません。ただ損切りをして待つだけかと思います。値動きのイメージもなく政府・日銀も市場は放置となっています。ドル円が80円台に入ったり、日経が1万円を割れるなど明らかに長期で買っておけば勝てそうだとなるまで下げ続ける可能性もあります。日経11500-11800円あたりでもそのように考える投資家はいるかもしれませんし、7月の参院選が近くなればドル円88円台+日経9000円というわけにもいかないと思われます。目先は買いポジションの損切りか、ポジションを大きくせず長期で持っているしか無さそうです。ここまで酷い相場環境は稀ですが、市場も投資家も必ず時間が経てば回復します。それまではリスクを増やさず放置。秋にもう一度2番底で試練の時があるかもしれませんが、大方の予想である11月以降の「年末高」は大丈夫だと思います。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。