週明けの東京市場では、日経平均株価が先週末に発表された米3月雇用統計の結果を受け9,500円台5日大幅続落でスタートしています。この時間のドル円は81円台前半、豪ドル円は83円台半ばとなっています。クロス円はすでに最低限買い持ちしており、高値は追わず買い余力を残して押し目を待ちましたが、なかなか買いたいレベルまで落ちてきません。明日、日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が高まっているため円高圧力もあまり強くなさそうです。もう一段の悪材料を待ちたいと思います。ユーロ円、豪ドル円がクロス円主要通貨ペアでは一番弱くなっており、すぐに高値を追いにはいけないと見ています。豪ドル円は買いたいレベル80-82円まで来るか日足チャートで下げ止まってきたら少しづつ買い増していきたいですね。今月は27日にも日銀金融政策決定会合があり、一旦肩すかしもあるかもしれません。もう少し待ってみます。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

4/9-13ドル円相場見通しと投資戦略です。「ユーロ崩壊」をテーマに異常な警戒感でスタートした2012年の金融市場では、短期筋のポジションと言われているIMMポジションでユーロショートが空前の17万枚超えとなっており、日経平均株価も8100円台まで下げた後は「売る玉も無い」状態になりました。2月には一転「買い材料しかない」展開となり超金融緩和状態のなかギリシャの無秩序デフォルトが回避され一方的な「株高＋円安」となりました。3月終盤からは中国の景気減速懸念、スペインの財政問題、米3月雇用統計のネガティブサプライズと「売り材料一色」となっています。投資家のセンチメントがころころと180度変化し、「押し目待ちに押し目なし」と言って買い上げた株、「円安トレンドへ歴史的大転換」と囃したてて買い上げたクロス円が大きく崩れてきています。目先悪材料一色のためショートでついていくトレーダーもいるかもしれませんが、売った時にはあまり下がらないとなりがちです。この3カ月で最も象徴的だった出来事は「長年上抜けなかったドル円週足チャートで雲を上抜けたこと」です。昨年まで歴史的円高に苦しみ頻繁に介入を繰り返してきたほど下げ圧力があったわけですから、あくまでも「即、円安」と考えずに75-80円時代が終わり80-85円時代へレンジを一段切り上げた程度「円高終焉」をテーマにトレードすべきかと思います。強力なサポートになる雲の上限が近づいたら買い、70円台に再度落ち込み定着したら損切りとシンプルにイメージして良いと思います。高値を追いかけたり、ここからショートで突っ込むと両方やられるかもしれません。冷静に予定通りエントリーし損切りしましょう。    

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6日21:30に発表された米3月雇用統計は、米失業率が8.2％（予想8.3％）、米非農業部門雇用者数が12万人増（予想20.5万人増）のネガティブサプライズとなりました。非農業部門雇用者数が4カ月連続で20万人増超えなるかに注目が集まっており、事前の雇用関連指標から良い結果を予想するトレーダーが多かったと思います。そのため発表直前に向けてはドル円・クロス円はじりじり買われる展開、ユーロドルでもじりじりドル買いが進むなかで「つるべ落とし」となっています。週明けの東京株式市場も5日続落が予想され円高＋株安が止まらないムードになっていることから9-10日に開催される「日銀金融政策決定会合」に注目が集まりそうです。2月には追加緩和＋インフレターゲットらしき「めど」を設定したことで「円安＋株高」が加速しましたが、その後は1.前回の会合で何もせず肩すかし、2.白川総裁の「副作用」本音発言、3.マネタリーベースを受けて3重に失望、雇用統計まで高止まりしていたダウ平均に比べ9700円割れまで500円も下げてしまった日経平均が5日続落ならさすがに好材料を提供してきそうです。来週前半は日米欧の株式市場が雇用統計の結果を織り込んでいないため厳しいスタートが予想されますが、その後は米企業決算に関心が移り行ったり来たり横ばいになると見ています。豪ドル円は83.65まで下落して84円ちょうど付近でクローズしています。来週も豪・中国の指標が多く発表されますので、買いゾーン80-82円に入ってくるまでは買い増さずにデイトレードだけします。    

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6日NY時間には、欧米株式市場がイースター休暇入りするなか米3月雇用統計が発表されます。直前の市場予想は失業率8.3％、非農業部門雇用者数20.3万人増となっており4カ月連続でNFPが20万人超えとなるか注目が集まっています。関連指標として米3月ADP全国雇用者数20.9万人増、米3月ISM製造業景況指数（雇用指数56.1）、米3月ISM非製造業景況指数（雇用指数56.7）、3/31までの米新規失業保険申請件数35.7万件といずれも改善傾向が見られるためトレーダーはどちらかといえば「良い結果」に賭けてきそうです。バイアスもやや上方向となるため悪い結果のほうが反応が大きいかもしれません。最も注目が集まっている「非農業部門雇用者数」ですが、20万人増超えとなれば予想をわずかに下回っても反応は限定的になりそうです。15万人増以下になった場合には一旦クロス円は急落すると予想されますが、米追加緩和期待が高まるなら切り返してクローズすることも考えられます。いずれにしてもあまり高値を追いすぎたり、突っ込み売りにならないようにデイトレで早目に手仕舞いしたいと思います。    

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