15日の欧米市場のユーロドル相場は、ロンドン時間午前中にまた高値1.3191まで上昇後に反落1.3043まで下げ日足陰線が続いています。きっかけになったのはドイツ報道官が「誓約書が届いていない」との発言、さらにユーロ圏当局者から「4月総選挙後に支援の一部もしくはすべて延期の可能性」との報道がありユーロが売られています。NYダウは97ドル安でクロースしていますが、16日午前の日本株は上昇しています。ユーロドル日足チャートを見ると大きな流れではここまでイメージ通りに動いているかと思います。ただし、ギリシャが3/20にデフォルトする状態には至っておらず突っ込み売りは控えたいと思います。ユーロドルは引き続きギリシャ関連報道で動きそうで、20日ユーロ圏財務相会合の内容にも注目しておきます。いまのところ「ギリシャが信用できないのでもろ手をあげて第2次支援はできない。3/20にデフォルトさせることもできない」という状況ですから、つなぎで3/20を通過させ4月の総選挙後の新政権と交渉することになりそうです。第2次支援先送りでも「3/20にデフォルトはしない」というのがコンセンサスになって行きますから、第2次支援先送りの弊害などで予期せぬ何かが起きるかどうかですね。投資戦略は週前半に戻り売りで利益になりましたので、比較的大きなユーロ買い材料がでて戻るのを待ちたいと思います。
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