2011年01月08日09:58
7日注目された米12月雇用統計は、米12月非農業部門雇用者数10.3万人増、米12月失業率9.4%となりました。トレーダーが最初に見た感想が最も大切かと思いますが、個人的には「悪くない結果」というのが実際のところです。ただし、5日に発表されたADP全国雇用者数が29.7万人増になっており、これがまた罪作りな指標となっています。ADPがサプライズ的に良かったことから市場のNFPに対する期待が20-30万人程度に膨れ上がっており、マーケットのポジションもドルロングに傾いていましたから、10.3万人増でも「予想外」となりました。それでも失業率の9.4%は前月より0.4ポイントの大幅改善で2009年5月ぶり。市場予想からも0.3ポイント良い結果となっており、極端に売り込んでいくようなネガティブサプライズではないと思います。
今回、個人的なネガティブサプライズのレベルはNFP5.0万人増、失業率9.7%とイコールかこれ以上に悪かった場合で、その場合にはドル円は1.5~2円の間で下げたと思います。今回は最大80-90銭程度の下げ。発表直後の値動きはドル円・ユーロドルともにほぼ完璧にイメージ通りでした。珍しいですね。ドル円も最初に戻った83.46を売れた時点で勝ちが確定し、ユーロドルも地合いに沿って慎重に売り場を探し、不確定要素であるバーナンキ議長が出てくる前に利益確定できました。金額は16万と小さいものの、ほとんどリスクなく確実に取れた60pipsは大きかったです。今週は+52.9万円、良いスタートが切れました。トレード詳細はまた週明けの動画解説で詳しく解説します。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。