19日は米大統領選以降に勢いが加速したドル買い+円売りが巻き戻し、ドル円は一時116.55まで下落する場面がありました。NY時間午後には、イエレンFRB議長が「米労働市場は過去10年で最も強い。」「賃金上昇が加速する兆候が見られる。」との発言が伝わると、ドルが急騰しています。その他、ドイツではクリスマス市場にトラックが突っ込み、ロシア大使がトルコで銃撃との報道がありました。こちらは地政学的リスクから、円買い材料となりました。結局ドル円は117円台前半、ユーロドルは1.04を少し割り込んでの推移となっています。ユーロドルが節目1.05を割り込んだにも関わらず下げ足が鈍いのは、ドルロングが市場に溜まっているからと考えられます。引き続き下げ足は鈍そうであり、無理に順張りで追いかけないほうが無難な相場でしょう。本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表されます。あまり大きなサプライズは期待できないものの、結果や黒田総裁会見を受け、多少は円相場に動きがありそうです。投資家の関心は「イールドカーブ・コントロール」だと思われます。これに関して黒田総裁が記者の質問等にどう答えるか注目しましょう。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。