29日はブルームバーグが「ドイツ銀行からヘッジファンドが資金引き揚げた。」との報道が伝わるとドイツ銀行ADRが暴落、ダウも後場に急落し195ドル安でクローズしています。米国株は高止まりしたままとなっており、欧州銀行不安がどこまで広がるか注目が集まっています。メルケル政権も選挙を控えている事や、公的資金を入れる事に対する制限、そもそも苦境に陥っている原因がRMBS不正問題ですから、なかなか国民の許可を得るのは難しい状態です。かといって潰す事も出来ないため、最後の最後は救済するでしょう。その間にどの程度不安が高まるか、欧州銀全体の経営不安に発展するかを見ていく事になります。原油価格は続伸、WTI原油は47.83ドル、米4-6月期GDP確報値も+1.4%と予想を上回っています。当面はドイツ銀行関連の報道で右往左往する展開が続くでしょう。米企業決算前のポジション調整にも注目しておきます。
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