◇14日のWTI原油は一時2009年2月以来安値34.53ドルまで下落する場面がありましたが、その後は持ち直し36.31ドルでクローズしています。直近の金融市場は原油価格の動きに一喜一憂となりましたが、投資家が一番嫌なニュースと受け取ったのはサードアベニュー傘下のジャンク債ファンド破綻です。いかにも低金利→運用難が生み出した負の遺産という内容であり、サブプライムショックを連想させます。原油価格に関しては30ドルあたりまで下げてしまえば、人為的に止めることも可能な相場です。やはり止められない信用収縮のほうが遥かに怖いでしょう。米国のシェール革命もジャンクボンドバブルの温床という側面を持っており、原油価格が1/3にまで落ち込んでいるのは気がかりな事です。いずれにしても明日にFOMCが近づいています。昨日までにポジション調整を終えた投資家の様子見姿勢がさらに強まる1日となるでしょう。ここで新規ポジションを取る意味がありません。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。