◆27日は上海総合指数が8.48%安で3,725ポイントとなり、2007年上海ショック以来の大幅安となりました。原油は中国景気減速懸念による需要減に加え、イランでの供給増、リグ稼働増による供給増で需給関係は最悪となっています。商品価格は下落、株と為替は「ドル高+株高」リスクオンの巻き戻しが起きています。ユーロドル相場の上昇はあくまでもショートカバーという可能性が高く上昇トレンド入りというよりも買い戻し後は方向感が無くなるでしょう。経済指標では独7月IFO景況指数108.0(予想107.2)、米6月耐久財受注+3.4%(予想+3.2%)、除輸送用機器+0.8%(予想+0.5%)とそれぞれ良い結果になりました。それでも市場は上海株に目が行っており、これが暴落ならリスク回避となるのは避けられません。本日もまずは上海株を見ていくことになりそうです。前回下げ止まった3,500ポイントを割り込むと相当厳しい展開になりそうです。ドル安はトレンドではないと見て追わないほうが無難でしょう。
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