◆今週6/15-19為替相場見通しです。週初は米住宅関連指標に注目、15日米6月NAHB住宅市場指数、16日米5月住宅着工件数、米5月建設許可件数と発表されます。5月は雇用→消費と回復した中、3本柱の住宅に注目が集まります。ただし、週半ば~後半のイベントが大き過ぎるため基本的にはイベント待ちの相場となるでしょう。17日夜中にはFOMC結果とイエレン議長会見が予定されており、9月利上げ開始か12月利上げ開始かを発言内容などから読み解くことになります。おそらく明確な示唆は無くあくまでも「年内利上げが妥当」とのスタンスを継続そうです。それでもFOMCメンバーの金利見通しが具体的な数字として出ますから2015年末の見通しに投資家は注目するでしょう。ここで年内2回の利上げが予想できる数字なら9月利上げ開始観測が高まるという事です。19日には黒田日銀総裁が会見を予定、記者から先日の円安牽制発言について質問が出て来ることが予想されますが、「はい、あれは円安牽制です。」などと答えるはずも無く一般論というスタンスでしょう。また18日にはユーロ圏財務相会合があり、このあたりで合意が出来ないとそろそろデフォルト懸念が高まりそうです。ギリシャ関連は政治ですから決めつけは厳禁でしょう。マーケットには厳しい決断がなされる場合もあります。
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