◆今週6/8-12為替相場見通しです。先週末の米5月雇用統計を受け13年ぶり高値更新の続くドル円相場ですが、一気に2002年高値135円に上昇するとは思えません。まずは上昇一服となるレベルを探る1週間になりそうです。ギリシャが合意もデフォルトもしないことで、ユーロよりも米利上げ観測を背景とした米ドルが中心となりそうです。そうなると当然11日に発表される米5月小売売上高に注目が集まります。雇用+消費+住宅の3本柱が改善を続ければ9月利上げ開始がより確実になり、それを織り込むドル高が加速しそうです。金融政策イベントでは17日にFOMCとイエレンFRB議長会見があり、来週は大きな注目を集めそうです。サプライズ利上げまでは予想されていませんが、経済の見通しが強ければ9月利上げが確実視されていくでしょうし、ドル高を懸念するのであれば予想外にハト派の発言があるかもしれません。いずれにしても17日夜中は大きな値動きになるでしょう。
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