◆17日の為替市場ではユーロ円を中心に円全面安となりました。ギリシャ6か月のつなぎ融資要請観測を受けての上昇となっていますが、ユーロショートの溜まり過ぎでギリシャ関連やウクライナ関連ではもう下押しができない状況です。株式市場も堅調で史上最高値を取って行く流れとなっています。ギリシャはつなぎ融資で合意できれば一旦この材料は終了になるでしょう。以前から予想している通り5月後半~6月前半に蒸し返される可能性があることを覚えておきながら当面はリスクオンとなりそうです。本日は日銀黒田総裁会見に注目が集まります。先日は「追加緩和逆効果」報道があったものの、黒田総裁が公式に追加緩和ないと発言してくるとは考えにくく、これまでと変わらない「必要とあらば躊躇なく調整」を繰り返しそうです。会見より先に日銀会合の結果が発表されますが、一時的な売り(円買い)で小幅に仕掛けられる見通し。ドル円は120円台に乗ってくるとトラウマもあり上げ渋る可能性がありますが、大きく円高になる環境でも無さそうです。ユーロ円は133円台安値から2円以上上昇して高値圏で引けていることからさらなる買戻しの可能性が高そうです。
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