30日の欧米市場では「スペイン・イタリア10年債利回り急上昇」が材料となりました。スペイン10年債利回りが6.74%、イタリア10年債利回りが6%乗せとなっています。これを受けリスク回避「円高+株安+原油安」となっています。5月の日経平均はやはり大きな陰線で安値引けとなりそうで、欧州株なども同様。6月にクライマックスが来そうな雰囲気が出来あがっており、きっかけ待ちでパニック相場入りの可能性が高まっています。結局のところお言う週債務問題はここまで「先送り」以外には何も対応されていない現状で、ようやく終わりへ向かう入口に立つかもしれない環境となりました。このあとは「暴落のきっかけ→6月後半乱高下→なりふり構わぬ対策やショートカバー」で長く続いた欧州債務問題終焉の入口に立てるかどうかを見極めることになりそうです。昨年の10月や今年年初のように「先送り」から中途半端な反転となるとまた永遠と欧州債務問題は続きそうです。
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