24日週末の為替市場では、また「円安」が大幅に進みました。ドル円は多少は抵抗があると見られていた80.50レベルでもほとんど上げの勢い止まらず81円台へ一方的に上昇、ユーロ円も109円台まで大幅に上昇しています。NYダウはほぼ変わらずも途中下げ幅を広げる場面がありましたが、それでも為替市場では一方的な円安加速となりました。ユーロドル相場も前日に1.32台半ばにある日足雲の上限の攻防を上抜けたことで積み上がっっていたショートがさらに撤退、1.35手前まで一時上昇しています。ユーロに関しては、ギリシャ問題の通過と29日に控えるECBの資金供給オペを警戒してショート筋が全面撤退したと思われます。それにしてもドル円とユーロ円の上昇ペースの速さには驚きました。長年「リスク回避の円買い」で積み上がった円高方向へのポジションと欧州債務危機によるユーロショートポジションがそれだけ大きな規模だったと考えられそうです。それが一気に巻き戻した2月相場でした。
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