2011年05月07日12:59
こんにちは。6日に発表された米4月雇用統計は、米4月失業率が9.0%(予想8.8%)、米4月非農業部門雇用者数24.4万人増(予想18.5万人増)となりました。表面だけみると失業率は予想より悪く、非農業部門雇用者数は良い結果でまちまちですが個人的には「なかなか良い結果」というイメージでした。ただし失業率は悪化しておりどのように反応するか見ていましたが、ダウ先物は発表直後に急騰、ドル円も60~70銭程度上昇して反応、一応好感された格好になりました。トレードではネガティブサプライズに期待し、ドル円で70円台長期(年末以上)買い持ちを狙っていましたが、どちらかといえば良い結果となり思惑通りのポジションが取れませんでした。ドル円はこの先しばらく大きく動きにくい展開がやってくると見ています。理想は70円台で買ったポジションの半分を80円台に乗ったところで利益確定し、残りを持ったままで大きな差益を狙うイメージでしたが残念でした。雇用統計後でそれなりに値幅は出ているので、ユーロドル・ポンドドルあたりがドル買いで反応したものの、ダウ先物が急騰する中で一旦は売りこめず踏み上げられそうでしたので少し買い+12万でした。その後は独シュピーゲル電子版で「ギリシャがユーロ離脱」との報道が流れるとユーロは一気に売り込まれる展開となっています。報道の信ぴょう性はともかくトリシェECB総裁会見で来月利上げ観測が消滅した翌日で、もともと弱含んでいたところにダメ押しとなりました。雇用統計が悪くなかったことで、中長期の投資戦略はまた練り直しが必要になりそうです。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。