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おはようございます、G20が閉幕し共同声明が出ましたね。G20は米国VS欧州VS新興国で相変わらず「何も決められない」という中、ヘッジファンドと格付け機関に対する規制だけが共通認識となりました。自由貿易・保護主義・通貨切り下げについても表立った場所では共通に懸念を表明し、事実上は不透明という環境ができつつある印象を受けました、週明けの外国為替市場には大きな影響はないものと考えています。先週末はご存じスイス中銀の介入で「相場が壊れた」という展開になっていますが、それでも相場から逃げることもできませんので普通に予想してみます。まず「何があったか」は別にして木曜日のドル円日足は円高方向へ向かっていたところに介入が出て「長めの下ひげを残した短い陽線」となったことは事実です、金曜は「上下にひげを残して短い陽線」となりました。ここから推測できることは、木曜に突っ込んだ95.65から金曜の高値98.64とこの間のストップロスはすべてヒットしたと考えて間違いないかと思います。木曜には日足のダブルトップ(ネックライン96.57)を形成し、円高方向へ圧力がかかっていたところにスイス中銀の介入と米経済指標の改善で当日の高値更新までショートが踏み上げられていますから、当然この日のショートポジションはほとんど消滅しているかと思います。金曜は戸惑いながら方向感のない相場で日足はほぼ十字線に近いイメージだと思います、週明けの月曜は金曜の環境とあまり変わらないかと思います、火曜以降は新たな材料を折り込みながら次の方向が決まるまでレンジと予想しています。大きなレンジでは95-100、コアで96-99を抜けていく材料や環境の変化がいつ起こるかに注目しながら水曜・木曜あたりで週初に形成された目先のストップロスを狙っていくトレードで良いかと思います。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。