【検証】円安トレンドはどこまで続く!!
サブプライムショックの後、9月米雇用統計を受けて2番底をつけた世界の株式市場とクロス円相場はわずか1ヶ月で最高値圏まで「円安+株高」が進攻しています。上海ショックと違い特徴的なのは「通貨によって戻りが違う」ことではないでしょうか。ユーロ円、豪ドル円、カナダ円が特に上昇が顕著で、カナダ円に至っては暴落前の最高値118.20(7/9)を昨日上抜けしました。ユーロ円も165円、豪ドル円も105円と大きな節目まで円安が進攻しています。
あまりにも急速に円安が進攻しているので注意は必要ですが、個人的には「小さい調整を繰り返しながらもう少しいける」と考えています…が油断は禁物です。今年ずっと続いた「円安→暴落(上海)→円安→暴落(サブプラ)→円安」という長期的な流れはいつまで続くのかも重要です。この流れは「株高→暴落(上海)→株高→暴落(サブプラ)→株高」ともリンクしていることを忘れてはいけません。
つまり株価(特にNYダウ)とクロス円のチャートパターンが同じような形(上昇→暴落→上昇→暴落)になっています。2007年はこのトレンドに合わせた投資戦略、「暴落したら買う」→「買ったら放置して差益+スワップを稼ぐ」というものが通用してきました。ただしずっと通用するわけではありません。ではこのパターンが崩れるのはいつなのかを検証します。
2つのパターンが考えられます。
①NYダウ(米株式市場)のトレンド転換。
②日本の政策金利が急上昇しはじめるとき。
以上です、NYダウは現在「長期上昇トレンド」の中にいます。その証拠に2007年はずっと最高値を更新して暴落の繰り返しでした。よく「中国はバブルか?」という議論がなされますが、今は世界中がバブルです。私は「新興国バブル」と名づけていますが、人によっては「金余りバブル」と呼んでいる方もいます。
来年以降、米経済が「新興国がらみの利益」でサブプライム問題やイラク問題などのマイナス面をカバーできなくなったときゆっくりと景気が後退する可能性があります。先進国はみなこの流れにゆっくりと追従すると考えています。それがいつ始まるのかを見極める段階に入っていると考えています。
アメリカの金融システムやビジネスの仕組みは、日本人が考えているよりもはるかに強固なものです。最先端のマネジメント、テクノロジー、規模で「ごり押し」してきますので来年も生き残るという可能性もあります。今はFRBの麻薬で劇的に金融市場の一部(株など)が回復していますが、今後の米経済指標には特に注目する必要があります。米国の株式市場が暴落すれば、各国のファンダメンタルなど無関係であることがわかった2007年であったと感じています。このような密接で「米経済と世界が心中(中国は除く)」というグローバル金融の実態こそ「新興国バブル期」「金余りバブル期」と後に言われるゆえんだと考えています。
【保有中ポジション()内はスワップ累計】
なし
10月の収支+1,345,000円
9月の収支+1,095,000円(スワップ、手数料込)
8月の収支▲219,000円(スワップ、手数料込)
7月の収支+785,000円(スワップ、手数料込)
6月の収支+1,576,000円(スワップ、手数料込)
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※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。