16日は前日に発表されたハト派FOMCの結果を消化した1日。米国では予算教書(暫定版)が議会に提出されています。トランプノミクス具体策に関しては、注目を集めていた2/28施政方針演説で語らなかったことで市場の熱も冷めていたのか反応薄。「今後2、3週間で」と豪語していた驚くべき税制改革もどこに行ったのか?こういったトランプノミクス具体策は今後バラバラと報道されていきそうです。投資家の関心はG20に移りますが、多くの国が集った公の場では何も決めないと思われます。当たり障りのない声明を出して終了すると予想。
今回のG20で重要なのは裏で行われている2国間の会談でしょう。こういった会談を繰り返し、日米経済対話などに繋がっていく事になります。今後もG20やG7でどうこうというよりも、日米経済対話やNAFTA再交渉、ドイツや中国との2国間の交渉で重要なことは決まっていくと思われます。国益を左右する通商交渉には長い時間がかかるでしょうし、経済政策も議会を通さなければ始まりません。当面は平穏で煮え切らないボラティリティの低い相場が続きそうです。トレードでは売っていたドル円を利食ったのみ。今年最初のショックが起きて、相場が荒れてくるのを待ちたいところです。
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