◇6日のNY市場はレイバーデー明けで参加者が揃ったところでした。23:00米8月ISM非製造業景況指数が発表されると、51.4(予想55.0)という6年半ぶり低水準のネガティブサプライズを受け、ドル急落で反応しています。同時に発表された米8月労働市場情勢指数も-0.7と、前回1.0から低下しました。一連の経済指標を受け、早期利上げ観測の後退→米金利低下→ドル安+米株高となっています。ダウは46ドル高、ナスダックは史上最高値を更新しています。米株式市場は9月利上げ観測の消滅を織り込む動きになっておりますが、これは単に低金利運用難に苦しむ世界の機関投資家らが買っているだけでしょう。彼らが買い終わってしまえば、利上げ観測後退による株高は進行しなくなるはずです。経済指標の悪化に株安で反応するようになったら要注意です。そのような反応になるまでは買い手がいるという事になります。9月の経済指標を受けた米当局者の発言、今晩夜中に発表される米地区連銀経済報告(ベージュブック)などに注目しましょう。
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