13日のドル円は昨年9月以来となる107.40まで下落。円は全面高となっています。市場には円ショートが溜まっており、根強い日銀テーパリング観測と、日経新聞が「金融庁FXレバレッジ規制を現行の25倍→10倍へ引き下げ」と報道したことを嫌気しています。
報道では2018年春にも実施とありますが、いきなり10倍に規制してしまうと、ポジションの大量アンワインドが出て、ドル円・クロス円が大暴落してしまいます。日経平均も大暴落し、政府・日銀が5年がかりで進めてきたアベノミクス(デフレ脱却)が水の泡になるでしょう。
普通に考えれば、前回の規制同様に段階的な引き下げとなりそうです。これから議論して春に実施だと市場が織り込む時間が足りません。早くても2019年に規制スタートとして欲しいところです。
コインチェック問題が起き、金融庁が責められていることも、FXレバレッジ規制の追い風になってしまいました。いずれにしても規制が決まれば大きな円高要因となります。
円高は輸入物価の下落を通じて物価を押し下げ、株価や輸出企業の業績を冷やすことになります。みすみすアベノミクス崩壊を容認するのか?政府・日銀の対応(年金に買わせるなど)にも注目しましょう。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。