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ドル円・ユーロドル小動き、やや夏枯れムードか?米株式市場VIX指数さらに低下し堅調!米企業決算は概ね通過、日米通商協議(9日)に注目。

20180808ドル円日足チャート
7日のドル円・ユーロドル相場は小動き。夏枯れムードで膠着して来ました。今週の為替市場は、ポンドがハードブレグジット懸念から売られ、トルコリラが米国から大規模制裁の可能性を受けて急落した以外、目立った動きは出ていません。企業決算を概ね通過した米国株は、VIX指数が低下を続けて堅調な推移が続きました。

結局、NYダウは126ドル高(+0.50%)、ナスダックは23ポイント高(+0.31%)でした。米企業決算は毎回予想を上回って来ます。おそらく証券会社が予想を低く出しているのでしょう。証券会社は「株を買ってもらう事」で手数料を得るビジネスですから、企業決算が市場予想を上回るのは当たり前なのかもしれません。

「前回より悪いが、予想は上回った」「前回を上回り、予想も上回った」このパターンが多いですね。米通商代表部(USTR)は、第2弾となる160億ドル相当の対中追加関税を、23日に発動と発表しています。これは目新しいニュースではなく、市場の反応も無さそうです。トルコは代表団をワシントンへ派遣して協議をするようです。

要人発言などを受け、トルコリラに短期的な動きが出そうです。トルコリラ円相場は、22円を下抜けたため「底が抜けた」格好になり、値が軽く動きやすい状態が続きました。長期保有の投資家はこうした動きに振り落とされぬよう、レバレッジをかけずポジションを増やさず、嵐が去るのを待つべきでしょう。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

ハードブレグジット懸念からポンド軟調!トルコリラ暴落も小手先の対応策しか出せず。リラ相場は過去最悪の年。VIX指数低下で米国株は安定。

20180807ポンドドル日足チャート
6日の為替市場では、ハードブレグジット懸念からポンドが軟調に推移しました。ポンドは対ドルで年初来安値を更新しています。トルコリラ暴落を受け、トルコ中銀は預金準備率の上限を40%へ引き下げました。これが焼け石に水となり、対ドルで5.4台、対円で20円台まで急落しました。トルコリラ相場は歴史上最悪の1年になりそうです。このような環境で「ナンピン買い」や「大底狙い」をやってはいけません。トルコ危機は向こう数年続く前提で、守りに入って嵐が去るのを待つのみです。ポンドやトルコリラが売られる一方、ドルは底堅い推移となりました。米国株はVIX指数低下で安定、NYダウは39ドル高(+0.16%)、ナスダックは47ポイント高(+0.61%)でした。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

(動画)上海総合指数2016年1月安値2,737を下回る!投機筋ドル買い余力見極め。日米通商協議初会合に注目。日経平均失速して17円安。

前日の材料と値動き、今後の投資戦略など。チャートを使って日々トレードと投資戦略を解説する動画「なんで動いた?昨日の相場」更新時間は毎営業日15~16時くらいを予定しています。

8/6の主な材料【経済指標と要人発言】
・米7月非農業部門雇用者数15.7万人増(予想19.0万人増)
・米7月失業率3.9%(予想3.9%)、平均時給0.3%(予想0.3%)
・米10年債利回り2.949%、ドルインデックス95.22。
・NYダウ136ドル高(+0.54%)、ナスダック9ポイント高(+0.12%)

■FXポータルサイト・ザイFX!FXコラム「なんで動いた?昨日の相場」として提供中!    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

9日(木)日米通商協議の初会合あり。日銀緩和長期化宣言は通商問題とセットになっていると考えるのが自然。VIX指数急低下で米国株安定。

20180806ユーロドル日足チャート
今週の為替市場では、9日ワシントンで開催される日米通商協議初会合に関心が集まっています。会合の結果が伝わってくるまでは、円を売りにくい環境になりそうです。日銀は7/30-31会合で、副作用や緩和長期化に備えた議論を開始すると見られていましたが、いきなり政策変更を発表して来ました。この日銀による「緩和長期化宣言」と今週の日米通商協議は、セットになっていると考えるのが自然かと思います。

推測ですが、日銀は当面緩和を継続して「引き続き米国債等を支えますよ」とメッセージを送ったと見ています。その上で日米通商協議初会合に挑む流れでしょう。先週末のNYダウは136ドル高(+0.54%)、ナスダックは9ポイント高(+0.12%)でした。VIX指数が11ポイント台へ急低下しており、米株式市場は安定相場が続いています。為替市場は欧州通貨がやや軟調、ユーロ円やポンド円もチャート足型が良くありません。

ユーロドルの1.15-1.18レンジ下抜けがあるか、ポンドドルが1.30をしっかりと割り込んでいくかにも注目しておきます。引き続き上海総合指数・ドル人民元にも注目。トレードはポンド円をデイトレ・スイングで売っていました。大方利食いを終えており、残りショート5枚となっています。トレード結果詳細や保有ポジションはメルマガ内でのみ公開しています。それでは今週も頑張りましょう。    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero

中国600億ドル相当の報復関税!人民元安誘導や米企業引き止めで対抗か?米7月雇用統計、非農業部門雇用者数予想下回ったが全体的に底堅い。

20180804ユーロ円日足チャート
3日に発表された米7月雇用統計は、非農業部門雇用者数15.7万人増(予想19.0万人増)、失業率3.9%(予想3.9%)、平均時給0.3%(予想0.3%)でした。非農業部門雇用者数が予想を下回ったものの、全体的には底堅い結果でした。悪材料になっているのは米中貿易摩擦絡みで、中国は600億ドル相当の報復関税を発表しています。

もともと中国は輸出量の違いから純粋な関税合戦では勝ち目がありません。そのため人民元安誘導や米企業引き止めなどで対抗していると考えられます。人民元安誘導には金価格を利用しているとの情報もあり、人民元安を止めようとしている演技っぽい行動も伺えます。仮に中国が人民元安誘導をやっていないとすれば、クドローNEC委員長が過剰な反応を示している説明がつきません。

トランプ政権は、米国内企業の海外進出を阻止してきました。同時に海外に進出している企業の国内回帰も促していると思われます。そのためのレパトリ減税でしょうし、企業も駐留軍も回帰の方針なのは明らかです。米国企業が中国の工場を畳み、米国本土に設備投資して工場を作った場合、雇用が中国から米国へ移動する事になります。

「企業の海外資産はドルで保有」と言われていますが、本格的に撤退するなら固定資産の売却が必要になるでしょう。そうなれば人民元安+ドル高は大きな障害になってしまいます。ドル高が進む環境にはありますが、トランプ政権が何らかのドル安政策を出してくる事に警戒しておくべきでしょう。特に米中間選挙へ向けた秋口には、ドル急落への警戒が必要になりそうです。    

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Posted bydaytraderzero