7日のドル円・ユーロドル相場は小動き。夏枯れムードで膠着して来ました。今週の為替市場は、ポンドがハードブレグジット懸念から売られ、トルコリラが米国から大規模制裁の可能性を受けて急落した以外、目立った動きは出ていません。企業決算を概ね通過した米国株は、VIX指数が低下を続けて堅調な推移が続きました。
結局、NYダウは126ドル高(+0.50%)、ナスダックは23ポイント高(+0.31%)でした。米企業決算は毎回予想を上回って来ます。おそらく証券会社が予想を低く出しているのでしょう。証券会社は「株を買ってもらう事」で手数料を得るビジネスですから、企業決算が市場予想を上回るのは当たり前なのかもしれません。
「前回より悪いが、予想は上回った」「前回を上回り、予想も上回った」このパターンが多いですね。米通商代表部(USTR)は、第2弾となる160億ドル相当の対中追加関税を、23日に発動と発表しています。これは目新しいニュースではなく、市場の反応も無さそうです。トルコは代表団をワシントンへ派遣して協議をするようです。
要人発言などを受け、トルコリラに短期的な動きが出そうです。トルコリラ円相場は、22円を下抜けたため「底が抜けた」格好になり、値が軽く動きやすい状態が続きました。長期保有の投資家はこうした動きに振り落とされぬよう、レバレッジをかけずポジションを増やさず、嵐が去るのを待つべきでしょう。
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