20日は日本時間夜中にFOMC結果・イエレンFRB議長会見が行われました。FOMCは予想通りの結果でしたが、12月利上げに関しては投資家のイメージよりもややタカ派となり、ドル高イベントとなりました。ほぼ織り込んでいたものの、バランスシート縮小開始決定もドル高材料。
ドルインデックスは91.84→92.42へ大きく上昇。ドル円は112円台半ば、ユーロドルは1.18台後半へ、それぞれドル高となりました。
FOMCではバランスシート縮小を10月に開始(予想通り)、これまでの低インフレ傾向から12月利上げ観測が後退するという見方もありましたが、12月利上げスタンスは維持となりました。このあたりは動画等で申し上げた通り、「9月時点で明確な示唆や変更をするには早過ぎる」ということかと思います。
米経済に対するハリケーンの影響も、見極めにしばらく時間がかかると受け取れる説明でした。過去の経験則上、FRBの12月利上げ判断は11月に入ってからで十分なはずです。
買い持ちしていたドル円を利食いました。直近で良い買い場だったのは、15日に北朝鮮ミサイル発射を受け109円台半ばに下げたところです。ここではポンド円ショートを持っていたため、それを閉じて逃げるに留めましたが、ドル円は良い買い場でした。
8日のドル円107円台は、結果論からは絶好の買い場に見えますが、明確なサポートラインである108円を割り込んだ直後というタイミングは買い場ではありません。後から見ると、結果論で買い場に見えるだけです。
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