2日に発表された米5月雇用統計は、非農業部門雇用者数13.8万人増(予想18.2万人)、失業率4.3%(予想4.4%)、平均時給+0.2%(予想+0.2%)となりました。非農業部門雇用者数は予想を大きく下回り、前月分も下方修正。平均時給も予想を上振れることなく、こちらも前月分が下方修正と、冴えない結果に終わりました。
これを受け、為替市場は素直にドル売りで反応。米株式市場は、雇用統計が悪かったにも関わらず3指数揃って史上最高値を更新しました。好材料で上げ、悪材料でも上げる無茶苦茶な相場。為替市場のほうが、実態に即した値動きとなっています。同時に発表された米4月貿易収支は▲476.0億USD(予想▲461.0億USD)でした。
今週は8日(木)にECB金融政策・ドラギ総裁会見、英総選挙、前FBIコミー長官の議会証言と、イベントが重なっており、投資家の注目を集めています。
投機筋のポジションからは、ドルロングがかなり解消されており、円は変わらずショート、ユーロショートは一気に7万枚を超えてきたため、短期調整もありそうです。投資戦略やポジションは、メルマガ内でのみお伝えしています。
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