◆11日の為替市場では目新しい材料はなく9日にECBが量的緩和を開始した流れで「ユーロ安+ドル高」の流れが継続しています。ユーロドル相場は1.05台まで下落し、パリティ割れクライマックスへの準備段階。IMFもドル高リスクに警戒感を示し、ダウは続落しています。市場はドル高リスクを意識し始めたものの、日米欧の金融政策の方向性の違いは変えようもありません。主要3中銀はそれぞれ追い込まれつつあると言えるでしょう。今晩は米2月小売売上高に注目。発表はサマータイム入りで21:30になっています。米利上げ時期などとにかく主要中銀の金融政策がテーマとなっている時期です。来週の日銀会合とFOMCに注目をしましょう。物価の「基調」に軸足を移している日銀は基調下落となれば→追加緩和観測が高まることになります。イエレンは利上げペースが遅いことをひたすらアピール→一時的にドル売りの材料になる可能性に注意しましょう。
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