
(出所:外為オンライン)
20日の米国株は上昇。S&P500種71ポイント高(+1.07%)、ナスダック総合310ポイント高(+1.37%)でした。為替市場は円安。
今月16日には田村日銀審議委員が「利上げを判断すべき局面に来ている」と発言。20日には高田審議委員が「利上げに向け機が熟した」と発言しています。
田村・高田審議委員は、もともとタカ派で9月会合でも利上げを提案していました。氷見野副総裁などからもタカ派の発言が出て来るようだと、一気に利上げ観測が高まりそうです。
S&P500指数は、2009年3月の676ドル(リーマンショック後安値)から16年上昇し、約10倍になりました。
近年は金やビットコインも大きく上昇し、法定通貨ひとり負け状態となっています。
FRBはサブプライムローン問題→リーマンショックを受けて、大規模金融緩和→少しだけ引き締め→大規模金融緩和→少しだけ引き締めというサイクルを繰り返し、バランスシートを肥大化させてきました。これに合わせて株価も上昇しています。
直近の株式市場は、一時的に急落しても、しばらくすると最多高値を更新するというパターンが続いています。短期筋は上がるから買うしかなく、個人投資家は急落すれば逆張りで買ってきます。
今年の株高は量的緩和の効果ではなく、値動きのパターンによって上げていると思われます。金融市場全体では、為替市場の動きが鈍くなっています。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。