28日は極めて強い米経済指標を受け、NYダウは9日ぶり大幅反発となりました。米長期金利も上昇し、為替市場ではドルが買われています。米3月消費者信頼感指数は125.6(予想114.0)と16年ぶり高水準、米1月S&Pケースシラー住宅価格指数+5.73%(予想+5.60%)、米3月リッチモンド連銀製造業指数22(予想15)と、いずれも強い結果になりました。NYダウは9日ぶりに反発し150ドル高、ドル円は111円台を回復しています。英国は本日、EUからの離脱を正式に通告する見通し。5月くらいから本格的な離脱交渉が始まると見られています。米国ではトランプ政権の保護主義、欧州では英国のEU離脱交渉という流れになり、絶頂期を迎えつつある企業業績が、ゆっくりと停滞→下降へ向かいそうです。やはり世界中の企業が、不透明感から経営戦略通りに進められないのはマイナスと考えられます。それでも業績に効いてくるまで最低半年程度はタイムラグがありそうですし、どの段階で悪影響が出てくるか見極めていきます。遅くとも今年中には、リスクオン相場が転換期を迎えそうです。
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