◆昨年12月に18,000ドルを達成したNYダウは、5か月以上経過しても18,000ドルで上昇していません。ドル高が重しという事であればFRBの利上げ開始→ドル高トレンド転換で再び史上最高値更新の流れもあるのかもしれません。目先はどのような材料が出ても積極的にダウが買われる要因にはなりにくい環境です。ドル高が原因ではないとすれば、バーナンキ前FRB議長の超量的緩和による株高が限界に達しているのかもしれません。投資家の買い余力が無くなってきているという事です。一方で日経平均は今年も強い動きが続きました。4-6月はどう考えても「官製相場真っ盛り」で、5頭とも7頭とも言われているクジラがポートフォリオ変更を進めています。この巨額ポートフォリオ変更は9月いっぱいで一巡するイメージで見ています。7月にGPIFが最新のポートフォリオを出して来るでしょうからまずは進捗に注目しましょう。2007年まで円キャリートレードで決して下げることの無かった円相場に今の日経平均も良く似ています。当面は大丈夫だが、永遠と上昇もしないという事を知っておくべきでしょう。あまり人生最後のチャンスなどと思い、前のめりにつぎ込んでしまわない事が大切でしょう。相場は「まだまだ行ける」となった時に天井を打つのが常です。個人的には今年10月以降はいつ天井に達してもおかしくないと見ていますが、その直前というのは極端に強気な記事やコメントで溢れているものです。数か月後には気を付けるべきです。いつも欲張り過ぎずにバランスよく投資することですね。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。