

◆16日のNYダウは190ドル高で6日ぶりに反発しました。15日スイス中銀の突然の「1ユーロ=1.2スイスフラン」上限撤廃発表を受け為替市場は歴史上稀に見る「フラン暴騰」となりました。歴史的注文殺到にストップロスオーダーは執行できずレートは飛びまくり、ほんの数時間で複数の為替業者が破たんに追い込まれました。ユーロスイス相場はSNBがコントロールしている特殊な相場でした。SNBは市場に与える影響を考慮して事前にアナウンスが必要だったことは明らか。例えば関係者の話として「上限撤廃も検討」とのリークをして市場の反応を確かめるなど、相応の根回しが必要だったことは誰が見てもわかります。自分たちで相場を操作しておきながら辞める時には何の配慮もなかったわけです。罪な出来事ではありましたが、世の中なんでも起こり得るというしかありません。設定したストップロスが執行できないことがある以上、ポジションサイズを小さくしておく以外には防衛手段は無いでしょう。今回は特殊なケースではありましたが、投資家はこういったリスクを学ばなければならないでしょう。特殊な環境を利用して儲けようとか、楽して儲かるという裏にはとんでもないリスクが潜んでいたという事でしょう。裏ワザよりも王道を行きましょう!
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。