◆10日のNYダウは、前日の今年最大の下落から反発する場面がありましたが、引けにかけて反落115ドル安となっています。これにより日足チャートで200日線を割り込んでいます。為替市場では「ドル高+円高」とリスク回避の動き。米10年債利回りが2.28%へ低下してのドル買いであることからリスク回避行動だったことは明白です。株も為替も予想通りの10月調整に入っています。来週は米国では経済指標が多く、また直近は欧州景気減速懸念から独の経済指標への反応が大きくなっています。14日に発表される独10月ZEW景況感調査には注意が必要でしょう。相場はあと1週間程度は「高まったボラティリティ」が落ち着くのに時間がかかるでしょう。不安定な相場が続き大きな問題が起きると予想外の反応でオーバーシュートすることもあり注意が必要です。何も無ければ月末にはやや落ち着いて投資家もリスクを取りやすくなります。今回も株式市場の下げの原因はヘッジファンドの決算です。日本株は2014年のパフォーマンスの悪さからこの時期に損出しの対象になった模様。
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