22日のNY市場ではダウが大幅続落、391ドル安で引けています。前日のFOMCで米経済が「著しい下方リスクに直面」との見解が示されたことなど悪材料に反応しやすい地合いになっています。NYダウはもともと欧州ソブリンリスクと米国リセッション懸念から7月後半には下落トレンドに入っており、日足チャートでも「下降フラッグ」を形成している最中でした。8月末にダブルボトム形成に失敗したことは買い意欲の弱さを物語っていますし、ジャクソンホール以降、唯一の支えだったFOMCを通過したことで売りが再開しています。無為無策で争うことしかしない日米欧の政府や当局者に対し、マーケットが待ってくれなかったという展開。株価や為替市場がリスク回避方向にこの2日間で「完全に底割れ」したことでようやくG7やG20にまとまりが出てくる可能性が高まって来ました。今回の混乱を収拾するのにまだ時間がかかると思いますが、長く続いたギリシャ債務再編問題の終わりの入口に入ったと考えています。今年中にめどが立つのではないでしょうか?その他ユーロ圏諸国への波及が抑えられたあたりが株や豪ドルの買い場かと思います。銀行はその前に莫大な損が確定していると思います。トレードではユーロ売り場探しでしたが、指標か発言のところで入ったところなんと売りと買いを間違えてしまいすぐにひっくり返しています。今週は大相場で相当勝たなければいけませんでしたが+23万でした。
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