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トレンド転換点の捉え方2事後チャートからでは読み取れないマーケット参加者の考えや行動パターンを把握しトレードに生かす。

USDJPY20090416L5分足チャート
9:25
おはようございます、ご質問の多かった「トレンド転換点」の捉え方2になります。事前にこちらの記事をご覧ください→トレンド転換点の捉え方1チャート上から読み取れる需給の力関係「ソーサーボトム(鍋底)」をマスターする。前回の記事で「ドル円日足チャート」を使ったのは「ソーサーボトム」の例としてその足型や値動きの特徴をつかんでいただくためにわかりやすいチャートを抜粋しただけになります、今回のエントリーで日足は関係ありません。それでは続きを解説します、まず16日11時に中国のGDPが発表され結果は6.1%と鈍化、市場の事前期待が「8%の成長もありえる」となっており失望、株価の下落につれドル円・クロス円は売りられました。16:05-10に98.56まで下落するとドル円相場は98.50-80揉み合いへ、まずこの時点で11時~16時まで「5時間下落トレンドが継続している」と言えます、つまり東京勢がショート→欧州勢がショートをホールドしています、マーケットのポジションがショートに傾いています。次に16時~19時の3時間をみます、ドル円相場はリスク回避の中でもドルと円が低金利で同様の値動きをする傾向からクロス円とドルストレートでリスク回避が進行する中でもいつもどおり比較的ゆっくりとなっています。結局ドル円は98.50の節目を抜けることなく3時間が経過していますが、その他クロス円はどうでしょう?短期筋やプロの為替ディーラーが取引していそうなユーロ円・ポンド円・豪ドル円のこの3時間の値動きを見ていましたでしょうか、ドル円が98.50底割れしないなかユーロ円・ポンド円・豪ドル円は「最後のひと押し(クライマックス的な売り)」と言わんばかりに底割れしています、ドルストレートのリスク回避も同様。先ほどご説明したとおりマーケットのポジションはショートです、ショートをホールドしている欧州勢のこの時点での考えはどのようになっているかを常に考えます。いろいろありますが、元々の欧州勢の特徴として「一度売りで入ってきたら、2段~3段しばらく売り継続をする傾向がある」「おおむね20時くらいにはそのポジションを利益確定してNY勢待ちに入る」という傾向があります。16日マーケット参加者がこの時間に一番注目を集めていた材料は何でしょう?「19:30JPモルガンチェースの好決算」です、敢えて「好決算」と書いたのはコンセンサスとしてゴールドマンサックス・JPモルガンチェース・ウェルズファーゴに関しては「多分予想以上の好決算になる」とみなが考えています。ということは中国のGDPを受けて売り込まれたクロス円は、好決算が予定されているJPモルガンチェースの決算発表までに利益確定し、ショートを買い戻さないと「逃げ遅れ」になるのは明らか、底割れしたユーロ円・ポンド円・豪ドル円はすでに18:50にはショートカバーに入っています、タイムリミットが最大30分しかないのでこのあたりで利益確定をしてきます。こういったチャートの表面上からだけでは読みとれないマーケット参加者の事情や状態は常に把握する必要がありますし、これは当然のこと。話をドル円に戻しますとエントリーした18:53の時間足をみると事後チャートでは陽線でクローズしていますが、18:50の時点では「十字線」になっています、つまり11時から16時まで下落が続いたドル円時間足は17時台に十字線をつくり、18時台も「十字線が2回連続並ぶ寸前」となっています、つまり「あと7分で底割れさせないと売っている側から見て足型が非常に不利になる」ソーサーボトムになる寸前ということです、「時間的にも限界」「その他クロス円はすでに買い戻しに入っている」その他すべてのバックグラウンドから判断し、18:45-50に98.71までポンと跳ねたところ(ここで売り手の誰かが大きなショートを閉じ始めたと判断)で押し目買いに転換→最初に落ちてきた98.65で100Lotロングとなりました、買い戻しに自信がない場合は98.75のレンジ内でも+10万なので閉じていてもおかしくない場面、100Lotすべて98.80のストップをつけるまでホールドしたのは「買い戻し」となる自信があったからです、これだけ条件がそろえば100回に99回は勝てます、しかしごく稀に「意地のごり売り」が入って崩されるときがありますので、18:45-50で一度反発を確認しているにもかかわらず98.50を割れるなら即損切りです、その場合の負けは15pips15万ですね、これが今回のリスク。利益は98.80のストップをつけることが前提のシナリオですから「悪くても大台手前98.90-95」は堅いところ、つまり「負けて15万、勝って20万~30万、99回勝って、1回負け」であれば効率のよいエントリーになるはずです。上記で解説したほど単純ではないのですが書ききれない部分もありますし、おおむね上記のとおりです。翌日のセントラル短資FXの動画モーニングマーケットフラッシュで、この98.50-80の揉み合いを指差しひとこと「中国のGDPでずっと売ってきたものの、98.50を抜けれず3時間かかってますから時間かかりすぎということで買い戻されました」とサラッと解説をしていた「時間かかりすぎ」という一文こそプロの短期筋為替ディーラーが考えていることなのです、解説している和田さんは海外で10年以上ディーラーをやり、現在でもまめに連絡をとっているようなので、現役ディーラーとのズレは少ないと思います。こういったマーケット分析・参加者の考え・心理が重要になるため、常にリアルタイムチャートとマーケット分析→チャートへの紐つけを推奨しています、こういったものは事後チャートからは読み取れません…などと厳しいこと書いてきましたが、正しい経験を積んで慣れてくれば自然にできますのでご安心を^^    

※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

Posted bydaytraderzero