本日は外為オンライン社兵ブロガーのデイリーコメント担当しました。
30日の外国為替市場では「GMクライスラー救済策」に注目が集まっていましたが、米政府自動車作業部会は両社の再建策を拒否し、事前調整型破産法が適用される可能性が再浮上、報道が伝わった東京時間午後にはリスク回避姿勢が強まり大幅に「株安+円高」となりました。この報道を受けて日経平均株価は390円安、NYダウは254ドル安となっています。市場の予想が「救済」に傾いていただけに少しサプライズ的な結果になってしまいましたね。
デイトレードなどの短期取引の場合には、これから円高になるか円安になるかを予想して当てるよりも「動いてから」とか「方向が決まってから」ポジションを取っていくほうが勝率は安定します。注目している材料や経済指標の結果を事前に知ることはプロディーラーでもできないですから、円高or円安を事前に予想するのは何年経っても難しいものです。これとは違いトレンドが発生してからの「値幅」であれば何年も訓練すれば予想の精度を上げることができますので勝ちやすくなるかと思います。FXではよく利用されるサポートライン割れ、レジスタンスライン上抜けに順張りでついていく手法であれば、上に動くのか下に動くのかという予想を外すことはなくなります。
【31日の注目材料と戦略】
本日は期末ということでドル円相場は9:55仲値絡みの動きがでる可能性がありますが、売りか買いかは各銀行の事情によるもので予想してもあまり意味がないかと思います。本日は期末よりも15時半~17時にかけて期初のフローが出始めますのでこちらの動向に注目しておきたいと思います。トレーダーもこうしたフローに乗る展開の取引が予想されますので、本日は経済指標などはあまり気にする必要はないかと思います。デイトレードでは「15時半~17時にかけて期初のフロー」に注目をしてチャンスがあればエントリーしたいと思いますが基本的には様子を見る日となりそうです。明日~週末にかけては重要な経済指標が目白押しとなっております、今週としては今日が一番、気を緩められる日になりそうですね。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。