こんにちは、6日の日経平均午前は228円安7204円となっています。6日NY市場では為替市場最大のイベント米2月雇用統計が発表されますが、マーケットでは「悪い」というコンセンサスで完全に一致していますし、結果もサプライズ的に「改善」ということは考えにくい環境になっています、万一大幅に改善をしていたとしても買っていく余力がないかと思いますので発表直後に乱高下してみたものの、結局週末でポジションをクローズしていくだけという相場になりそうです。5日は欧州時間入り際にドル円で上値追いに少し付き合ったのみでBOE・ECBは様子をみていましたが6日も終日で様子見です。来週に入ればまた「わかりやすい日」があると思いますのでピンポイントでデイトレを。薄商いで値動きが止まっていることについてはポンド円のトレーダーさえも悩みの種のようで、さらに様子見姿勢を誘っている感じです。これほどまでに「のろのろ」とした値動きは2007.8.17のBNPパリバショック以来見たことがありません、個人的には今回のサブプライムローンショックはこの日からスタートしたと考えています、2007.8.17 BNPパリバショックではフランス大手銀BNPパリバ傘下の3つのヘッジファンドが「サブプライムローン関連の評価損がわからなくなったので凍結する」と発表すると世界中で巨額損失の懸念が広がり、超のつく信用収縮が発生、世界中の株価が暴落し外国為替市場では円キャリーの巻き戻しが強烈に起こり、この日の朝にはくりっく365のシステムが殺到する売り注文に耐えきれずにダウン、レートがいくらになっているかも配信されないパニック状態となりました、ZEROは当時くりっく365で豪ドル円のロングを保有していましたが、当然決済できないため相対業者でポンド円の売りを入れてやっとヘッジという大変な日だった記憶が残っています。この日以来2009年2月前半までは普通にスピード感のある値動きが継続されていましたが、8000ドルを挟んで頑張っていたNYダウが底割れすると、みるみるレートが動かなくなり先週半ばあたりからはレートがほとんど止まっています。欧米勢も「為替どころではない」とのことでこの状態がどれくらい続くかはわかりませんが、4月になればまた活発な売買が多少は戻るかと思いますので様子見姿勢を強めて待ちたいと思います。このもっさりとした値動きが永遠に継続するとは思えず、またスピード感のある相場に戻った時にそのスピードに対応できるよう構えておきたいと思います。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。