こんにちは、米FRBのバーナンキ議長は上院予算委員会の公聴会で「米主要金融機関にゾンビ金融機関はない」と証言しています。「バブル崩壊後の日本の二の舞ではないか」という質問には「日本の過ちは、十分に迅速かつ積極的に行動しなかったことだ。米国の場合それは問題ではない」と答えました。マーケットで話題になっているこの「ゾンビ金融機関」という言葉は存続の見込みがなく「何もしないのに支える」という当時の日本の失敗からつけられたネーミングのようで、今思えば影響はあっても一定の再編なり淘汰なりが行われるべきだったかもしれませんね。昨日からドイツの2月新車販売台数が前年22%増であったことが話題になっていますが、これはスクラップボーナスを約30万支給することで買い替え需要を誘って成功したもの、今ドイツでは「新車の在庫が足りない」とのこと欧州のエコノミストには「一時的なもので来年には反動がでる」という消極的な意見もでていますが、「じゃあ来年もやったら?」と言っておきます。これほどの危機ですから目先の雇用と消費の下支えも必要ですし、その景気浮揚策の効果が一時的で弱まったら、また次の手を間髪いれずに打っていく必要があるかと個人的には思います。今朝からの話題は全国人民代表大会(全人代)に注目が集まっていますが8%の成長を目指すという強い意志表示、最終的な覇権は中国になりそうです、今回の経済危機を脱するには世界同時不況から一時的に切り離せる→内需に期待が持てる=人口が多い=非少子高齢化国というのがキーワードになるかと思います。そうなると回復が早いのは中国やインド、インドが世界の覇権を握って国連で「カレーを食べなさい」というのはやや現実味に欠ける感じがしますので、次期覇権の本命はやはり中国かと思います、軍事力は増強しているが大きな戦争はしていないこともキーになりそうですね。
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