おはようございます、昨日のNYダウは最悪の雇用統計(非農業部門雇用者数-1.7万人)を受けドル全面安+円高となりました。直後に発表されたモノライン救済案と24:00の米ISM製造業景況指数が50.7と回復しており一気にドルショートカバーが入りました。昨日はずっと相場をみていましたが、23時からのドルショートカバーはものすごい勢いで入っていました。ドル売り+円買いで参加していたトレーダーも少しビックリしたのではないでしょうか?マイクロソフトによるヤフー買収ネタも株式相場の上昇を支えたようで、雇用統計の悪化を相殺しました。
相場は昨日から2月入りとなりましたが、今月は「モノライン危機」ということで、モノライン各社の「格下げ」と「救済案」との綱引きになるかと思います。2月は相場を下支えする材料も乏しく「やや株安+円高」と考えておきます。それでも「安易な円買い」は入れないほうが無難です。これを乗り切っても3月はお金が入って来にくい時期でもあり4月後半からに期待しています。ちなみに昨日のダウは12,743.20 +92.83 +0.73%でした。
今月の投資戦略に関しては従来どおりの戦略で「トルコリラ/円の押し目買い」1点で押します。直近での買い増しが1/22の86.50、全体の損益分岐点が90.36となっていますので90円台では当面買い増しはしない予定です、86.50より下で買っていければと思います。ランド/円は「南アフリカ電力危機」で2015年まで電力不足が続く見通しだそうです、今月は14円台をキープできるかに注目しています。10円分くらいは高金利運用の「絶対売らないお金」がすでに入っていると考えています、電力ネタが続いても当面ランド/円は10円を底値と考えています。オセアニアは最近堅調に推移しています。
最後にスワップ通貨の金利動向ですが、トルコは利下げムード、南ア・オセアニアはやや利上げムードとなっています。南アは自国では利上げしたいが米経済の不透明感から舵取りが難しくなっているようです。トルコは利下げが続いていますが、昨年の17.50%から上がっていくよりは経済にとって良い状況ではないでしょうか?オーストラリアは利上げをしたい、ニュージーランドは据え置きが各国中銀のスタンスだと考えています。
※当ブログの見解は、あくまでも管理人ZEROの個人的な見解です。最終的な投資判断は、必ずご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。